バイエルンに所属するドイツ代表MFジャマル・ムシアラが、クラブ公式サイトのインタビューに答えた。
2022-23シーズンのブンデスリーガ最終節ケルン戦、試合終了間際に劇的な決勝ゴールを奪い、バイエルンの逆転優勝に貢献したムシアラ。このゴールを決めた瞬間のことを聞かれると、ムシアラは「いろいろな感情が入り混じってどうしていいのか分からず、うれしさのあまり叫びながら走り回って飛び跳ねた。僕にとって最高の瞬間だった」と振り返った。
ムシアラは優勝を手繰り寄せたこのゴールによってサポーターから英雄視されるようになったが、「チーム内での態度も変わらないし、トレーニングへのモチベーションやメンタリティーも変わらない」そうで、「常に全力を尽くし、チームとともに成功を楽しみたいという気持ちでいる」と語った。
一方で、20歳の若さながらトップチームで4シーズン目を迎えることもあり、チーム内での立場も徐々に責任あるものになっているようだ。
「自分自身には常に高い期待を抱いている。プレーすればするほど責任は大きくなるし、時間が経つにつれて自信を持てるようになってきた。チームメートの背中を押したり、彼らを引っ張ったりできるようになってきたんだ」
一方でドイツ代表の先輩格であるMFトーマス・ミュラーやGKマヌエル・ノイアー、MFヨシュア・キミッヒらのことは「頼れるリーダー」と評し、「ピッチに立つ選手は誰もがリーダーになる瞬間があるし、お互いにサポートし合っている」としている。
昨シーズン途中に就任したトーマス・トゥヘル監督との関係性については、次のように語っている。
「新しいコーチングスタッフが来た時は、お互いを知る時間があまりなかった。連戦が続いていたからね。今は監督のアイデアを実行するためにトレーニングする時間が確保されている。選手たちはシンプルな物事を正しく、効果的に実践しなければならない。単純なミスをなくしていかなければならないんだ」
また、2023-24シーズンの目標を聞かれると、ムシアラは次のように答えた。
「まずはプレシーズンを問題なく乗り切ること。もちろん前のシーズンよりも成長した姿を見せたい。より多くのゴールを決め、より多くのアシストをしたい。自分のリズムでプレーし続け、常に前線に立ち続けたい。僕はゴールを決めたり、味方のゴールをお膳立てしたりするのが好きなんだ」