迫る「2024年問題」…労働条件改善へ「トラックGメン」始動

物流業界で運転手の残業規制が強化される「2024年問題」を控え、トラックドライバーの労働条件改善に向けた「トラックGメン」が始動します。「トラックGメン」はトラックドライバーの長時間労働の原因となっている荷待ち時間の削減などを目指し国土交通省が設置しました。きょう付で全国162人、道内で17人が任命されます。きょうは北海道運輸局で担当職員への辞令交付式が行われました。

北海道運輸局・井上健二局長「ドライバーの労働条件の改善と取引環境の適正化、そして持続可能な物流の実現に向けて一層強力に取り組んでいただきたい」

トラックGメンは、トラック事業者からの聞き取りなどを行い、問題のある荷主企業や元請け事業者に対し「働きかけ」や「要請」を行い、改善が図られなければ荷主企業の名称を公表する「勧告・公表」を行います。

トラックGメンの砂田さん「この制度を利用していただいて長時間労働の部分が改善できれば。トラック運送業をより働きやすい、働きがいのある環境とすべく全力で取り組んでいきたい」

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