葛巻高、4年ぶりに神楽甲子園 躍動の舞、先輩の分まで

大舞台へ向け、本番と同じ演目を披露する葛巻高郷土芸能部の部員たち

 葛巻高郷土芸能部(田沢和珠(かず)部長、部員16人)は、広島県安芸高田(あきたかた)市で22、23の両日開催される「第12回高校生の神楽甲子園」に4年ぶりに出場する。これまで新型コロナウイルス禍の影響で大会出場を果たせなかった先輩たちの思いを胸に、2年生13人が晴れ舞台に臨む。

 18日は葛巻町のくずま~るで壮行会が行われ、部員は町職員らに本番と同じ演目の「鶏舞(とりまい)」と「権現舞」を披露。太鼓と笛の音色に合わせ、踊り手が扇子や獅子を使って躍動感たっぷりに舞った。

 神楽甲子園は2011年、地元の神楽を活用した地域おこしとして同市が始めた交流大会。今回は西日本を中心に全国の20校が出場し、同部は22日に出演する。

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