【大谷のHRライバル④】調子に乗せると危険な男 同地区ライバルは打点争いも熾烈

6月の量産もあって35本塁打とトップを独走するエンゼルスの大谷翔平。現在24本の3位で追随するのがレンジャーズのアドリス・ガルシアだが、打点では大谷をリード。今後は本塁打だけでなく、打点王争いでも熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

エンゼルスの地区ライバルとして1位を快走しているレンジャーズ。そのなかで好調を維持しているのがアドリス・ガルシア外野手だ。開幕から猛打を爆発させ、3~4月は8本塁打、30打点。日本時間4月23日のアスレチックス戦では3本塁打に2本の二塁打で1試合8打点をマーク。1試合で本塁打3本と二塁打2本を放つのは史上4人目でア・リーグ初の快挙と、調子に乗せたら止まらない。

この勢いで5月までは14本塁打。大谷の15本塁打と互角の争いだったが、6月に入って大谷が本塁打を量産し、その差は10本以上の開きに。しかし、大谷の打点がリーグ2位の76打点であるのに対してガルシアは1位の80打点。今後、両タイトルの争いで2人から目が離せない。

オールスター・ゲームに2度目の出場となったガルシアは、自身初のホームラン・ダービーにも出場。1回戦で、決勝に進出したレイズのランディ・アロザレーナに敗れたが、オールスター・ゲームではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、マイク・トラウト(エンゼルス)の辞退を受けてスタメン出場。初回、いきなりレフトへの大飛球をキャッチしたのは記憶に新しい。

次打者のライトへの打球を今度はアロザレーナがスーパーキャッチ。実はこの2人は、ホームラン・ダービーで争う前には、2021年の新人王でも争い、アロザレーナがタイトルを受賞、ガルシアは投票4位と良きライバルとしても注目されている。

本塁打王争いに加えて、打点王争いでも大谷の好敵手となるガルシアには、後半戦も注目だ。

The post 【大谷のHRライバル④】調子に乗せると危険な男 同地区ライバルは打点争いも熾烈 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.