通天閣にニフレル…大阪でしか買えない「ユニクロT」が爆誕

ファッションブランド「ユニクロ」(代表:柳井 正)が「大阪を元気にしたい」をコンセプトに2021年にスタートした地域限定イベント『大阪祭』。今年も7月21日よりスタートし、大阪モチーフの限定UTも発売された。

大阪芸術大学×大阪観光地×ユニクロ『大阪祭」のコラボTシャツ(7月20日・大阪市内)

● 「通天閣」や「大阪城」、観光名所がずらり

これまで、「天王寺動物園」や「551蓬莱」「りくろーおじさん」など、大阪とゆかりのある企業とタッグを組み、大阪らしさ満点のオリジナル「UTme!」Tシャツやトートバッグなどを世に送り出してきた同イベント。コロナによる規制も解けた今夏は、大阪の観光地を再び盛り上げたいという思いから、「おでかけ」をテーマに掲げた。

今回「ユニクロ」とコラボしたのは、「海遊館」(大阪市港区)、「NIFREL(ニフレル)」(大阪府吹田市)、「通天閣」(大阪市浪速区)、「大阪城」(大阪市中央区)という大阪を代表する観光地4カ所で、デザインを手掛けたのは「大阪芸術大学」(大阪府南河内郡)の学生たち。

単に観光地ロゴをプリントした商品ではなく、「せっかくならば独自性とデザイン性を追求したい」という企業側の声から、同芸術大学がコラボに参入。このような三者間のコラボはユニクロ史上初の取り組みだという。

● 「ユニクロさんとのコラボは、ずっと夢だった」

7月20日にはお披露目会がおこなわれ、「通天閣観光」高井隆光社長は、空に向かって延びる「通天閣」が印象的なTシャツを眺めながら、「大阪・通天閣と言えば、臭い、汚い、怖い、危険だったけど、ようやくここまで来られました。ユニクロさんとのコラボはずっと夢だったので、本当にうれしい」と語る。

「念願叶ってうれしい」と喜びを噛みしめる「通天閣観光」高井隆光社長(7月20日・大阪市内)

また、今回のコラボを振りかえり「我々、経験値や知識はあるけれど、固定概念にとらわれてしまうところがあるんです。でも、学生さんたちの発想はフレッシュだし、独創性があって本当に良いですよね。こちらからの要望にも柔軟に対応してくださった学生さんたちに感謝です」と、若き才能に拍手を贈った。

● 大阪で唯一、オリジナルTシャツが作れるお店も

また「リンクス梅田店」(大阪市北区)では、店頭で専用機械を使って「UTme!」オリジナルグッズを制作でき、今回のコラボデザインを「スタンプ」として、Tシャツやトートバッグに印刷することができるオプションサービスも(商品の購入者に限る)。「世界にひとつの大阪土産」はこの夏のおでかけに、一役買ってくれそうだ。

「リンクス梅田店」ではオリジナルのトートバッグやTシャツを作れるサービスも

『大阪祭』の期間は7月27日まで。大阪府内63店舗で開催中。

取材・文/高岡奈津古

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