クロップ監督、ドイツ代表監督就任の噂を改めて否定

写真:ドイツ代表監督就任の噂を否定したクロップ ©Getty Images

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、ドイツ代表監督就任の噂を改めて否定した。アメリカのスポーツメディア『ジ・アスレティック』が報じている。

クロップ監督は自身がブランドアンバサダーを務めるドイツの工具ブランド『フィッシャー』のグループ創立75周年記念パネルディスカッションに出席した際、この噂について語った。

ドイツ代表は現在ハンジ・フリック監督が指揮を執っているが、過去16試合でわずか4勝しか挙げられておらず、強い批判を浴びている。

ドイツサッカー連盟はフリック監督の解任を否定しているが、自国開催となるユーロ2024に向けてチームを立て直すべく、クロップ監督に指揮を任せるのではないかという噂が流れた。これについてクロップ監督は今年6月、ドイツ『ビルト』紙の取材で否定していた。

そして今回、クロップ監督はリヴァプールとの契約が2026年6月まで残っていることもあり、この噂を改めて否定することになった。

「代表監督の仕事は非常に名誉なことだし、今後もそうであり続けるだろう。その点については疑いの余地はない。就任を阻む要因は私の忠誠心だ。今すぐリヴァプールを離れて(ユーロ2024までの)短期間、ドイツ代表を率いるということはあり得ない。そんなことをしてもチームは機能しないだろう」

「いつか私がドイツ代表監督を務めることになっているのであれば、その時には対応できるようにしておかなければならない。だが、今はそれをするタイミングではない。私にはクラブへの責任がある」

また、クロップ監督は以前、リヴァプールの指揮官を退任したタイミングで監督業から引退する可能性を示唆していたが、今回は退任後の監督業継続を匂わせた。

「監督業は、基本的にはやりがいのある仕事だ。リヴァプールから離れた後、別のことをするかどうかはまだ分からない。選択肢は残したままにしておきたい」

© 株式会社SPOTV JAPAN