子どもの笑顔守り続け20年 「川崎市夢パーク」記念イベント

「子ども時代はその一瞬一瞬を生きることが大事」と語る友兼所長=川崎区高津区

 あらゆる子どもの居場所として親しまれている「川崎市子ども夢パーク」(高津区)が23日、開所から20年を迎える。全国で初めての子どもの権利条例を基に造られ、今も楽しげに笑う声がそこここから聞こえてくる。同日には20周年記念イベントも行われる。

 夢パークは2003年7月23日にオープンした「公設民営」の施設。約1万平方メートルの敷地に泥んこになりながら遊べるプレーパーク(冒険遊び場)や、不登校の児童生徒らが過ごせる「フリースペースえん」などがある。遊び方も過ごし方も子どもの自由だ。

 保護者にとっても大切な場所になる。水遊びに夢中の子ども(1)=多摩区=を見守っていた母親(30)は、「こんなに広い場所で思いっきり遊べるのは素晴らしい」と語り、父親(31)も「できるなら、こんな場所がもっと増えてほしい」と笑顔で話していた。

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