「立ちはだかる問題は私のリバプールへの忠誠心」 フリック後任としての独代表行きにクロップが言い放つ

[写真:Getty Images]

ユルゲン・クロップ監督(56)がリバプールとの契約が残る限り、ドイツ代表指揮官になる可能性を否定した。

カタール・ワールドカップ(W杯)でも2大会連続のグループステージ敗退を強いられ、以降の国際親善試合でも結果がついてこないドイツ。自国でのユーロ2024に向けたチーム構築どころか、W杯後5試合でわずか1勝しかできていないハンジ・フリック監督にプレッシャーがかかり始めている。

日本代表&フランス代表との2試合を組む9月の活動でも結果が出ないなら、監督交代との見方が浮かび、その後任の1人に挙がるクロップ監督だが、リバプールと残す2026年夏までの契約を放棄してまでドイツ代表指揮官になる気がないようだ。ドイツ『ビルト』のインタビューで明かした。

「代表監督の職はとても名誉だし、これからもそう思うことだろう。それに関しては疑いの余地なしだ」

「ただ、すべての前に立ちはだかる問題は私の忠誠心だ。今すぐリバプールを離れて、短期的にドイツを引き継ぐなんて言うわけにいかない。そんなのうまくいくわけがないし、リクエストもない」

「いつか私が(ドイツを指揮)するのなら、そのときのためにやれるようにしておかないといけないが、今ではない。私はクラブに対する責任がある」

© 株式会社シーソーゲーム