ソフトテニス男子団体、玉城が栄冠つかむ 女子団体はきょう決勝 沖縄県中学総体

 沖縄県中学校総合体育大会は22日、各地でソフトテニス、テニス、軟式野球、サッカー、ハンドボール、バレーボールの6競技が行われた。ソフトテニスの男子団体は決勝リーグで玉城が3戦全勝し、栄冠をつかんだ。女子団体は23日に決勝リーグの残り2試合を行い、優勝を決める。テニスの男女団体は準決勝まで行われ、男子は首里と昭薬付、女子は石嶺と石田がそれぞれ決勝に進んだ。軟式野球、サッカー、ハンドボール男女は1回戦、バレーボール男女は3回戦まで行われた。
ラリー粘り 甘い球誘う 照屋・金城組、序盤から攻め
 男子団体決勝リーグ。玉城は1勝同士で並んだ名護との対戦に2―1で勝利し栄冠をつかんだ。昨年11月の當山堅一杯、1月の県新人大会で2度敗れた相手からようやく勝利をつかみ取った。最初の2試合で逃げ切る作戦が功を奏した。

 1番手で登場した照屋盛麻(せいま)・金城柚輝組は、後衛の照屋がラリーで粘り強く際どいところを突いて相手の甘い球を誘うと、前衛の金城が力強いスマッシュや軌道の低いシュートボールを打ち込んでいった。主将の照屋は「新人大会では弱気で防戦一方だったので、今日は攻めていった」。

 照屋は2番手の組で出た大城和之真とダブルスで組むことが多いが、今大会ではチーム実力上位の2人が別々のペアとなることで、最初の2試合を勝つ戦略を選んだ。大城・中村優組は、高身長の大城が相手のロブを思い切り腕を伸ばして前で拾うなど、身体能力の高さを発揮し勝利。チームの作戦通り、最初の2試合を制した。

 8月の九州大会に向け、照屋は「昨年はぼろ負けだった。今年は自分たちのプレーをきちんと出し切って勝ちたい」と力を込めた。

(砂川博範)

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