メキシコ代表FWラウール・ヒメネスがフラムとの契約に合意したようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ヒメネスは2018年にベンフィカからウルヴァーハンプトンへローン移籍で加入。その後完全移籍を果たすと、在籍した5年間で166試合に出場し57ゴールを記録した。
報道によると移籍金は550万ポンド(約10億円)と見積もられており、現地時間24日の月曜日に加入に向けたメディカルチェックが実施されるという。
一方でフラムは現在、エースのセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチがアル・ヒラルへの移籍を熱望しており、それを阻止するべく高額な移籍金を設定したことにより両者の関係は悪化。ミトロヴィッチはアメリカツアーに帯同してはいるものの「二度とこのクラブではプレーしない」と発言するなど、去就は不透明な状況となっている。
そういったチーム事情もあり、一部ではこのラウール・ヒメネスの獲得はミトロヴィッチ放出に備えた補強だとする見方もある。
指揮官のマルコ・シウヴァ氏にもサウジアラビアからの超高額オファーが舞い込むなど、騒がしい夏を過ごしているフラム。経験豊富なベテランストライカーの加入はクラブにとって大きなプラス材料になるだろう。