夏の高校野球栃木大会 準決勝2試合が終わり「決勝進出の2チーム決まる」

 夏の高校野球は大会第11日の23日、宇都宮市の県営球場で準決勝2試合を行い、決勝に進む2チームが決まりました。

 2年ぶりの王座奪還を目指す作新学院と33年ぶりの甲子園を狙う青藍泰斗との準決勝第1試合は、去年(2022年)秋の県大会決勝の再戦となりました。1回表、作新学院はいきなりの猛攻を見せます。ランナーを1塁2塁に置くとここまで打率6割と絶好調の武藤が3ランホームラン。続く5番・磯もソロホームラン、2者連続の一発で青藍泰斗を突き放します。作新学院はこの後、さらに1点を追加し、初回に一挙5点をあげます。作新学院の勢いは止まらず、2回にも、打者11人の猛攻を見せ5点を追加し10対0と大きくリードを広げます。

 反撃に出たい青藍泰斗は、2回裏、ランナー1塁2塁のチャンスに8番ピッチャーの佐藤。2回途中からエース長嶋に代わりマウンドに上がった佐藤が自らのバットで2点を返します。さらに青藍泰斗は、4回裏、この回5点をあげるビッグイニングを作りついに2点差にまで迫ります。

 その後も点の取り合いとなり、13対9と4点を追う青藍泰斗は9回裏。3番手で登板し好投をみせたこの回先頭の佐波瀬がヒットで望みをつなぎますが続かずゲームセット。粘る青藍泰斗を振り切り、乱打戦を制した作新学院が2年ぶりの決勝進出を決めました。

 準決勝第2試合では、文星芸大附属が、学校初の連覇を目指す國學院栃木を13対2、7回コールドで下し4年ぶりの決勝進出を決めました。

 決勝は、25日に宇都宮市の県営球場で午前10時から行われ、2年ぶりの王座奪還を目指す作新学院と16年ぶりの優勝を狙う文星芸大附属が対戦します。

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