韓国の農業団体が日本有数のナシの生産地白井市訪問 栽培方法などを視察

韓国の農業団体 日本のナシ栽培方法などを視察に/白井市

 韓国の農業団体が7月24日、日本有数のナシの生産地、千葉県白井市を訪れ、日本のナシの栽培方法などを視察しました。

 白井市のナシ畑を訪れたのは、韓国最大のナシの生産地とされるナジュ市の農協関係者ら視察団約20人です。

 はじめに、白井市梨業組合の秋本享志組合長らが24日から東京市場に出荷されるナシについて、「平年通りのおいしい仕上がりで今後の友好関係のきっかけにしてもらえたらうれしい」などと挨拶しました。

 視察団には、糖度13.6度の「幸水」という品種が振る舞われ、視察団たちはそのおいしさに頬を緩めていました。

 その後、実っているナシをじっくりと見ながら栽培方法の違いなどについて熱心に意見を交わしていました。

 白井市梨業組合によりますと、「幸水」のあとも、「豊水」「あきづき」「新高」と続き、9月いっぱいまで自慢のナシを味わえるということです。

 ナジュ市農業組合 イ・ドンヒ組合長
「韓国のナシもおいしいが、日本に来てみたら想像以上に糖度が高かった」「韓国も15年前は『幸水』を栽培していたが気温が高く失敗してしまった。日本では成功していたので韓国でも果実に紙袋をしない方法であきらめず作ってみようと思った」

 白井市梨業組合 秋本享志組合長
「韓国ではみんな(果実に)袋をかけると言っていた。その手間が大変だということで、日本だと防災網をかけてあるから鳥やひょうの被害が防げる。技術面でも協力したい」

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