馬場氏はヴォルテールの爪垢でも煎じて飲むべき

 日本共産党の小池晃書記局長は24日、日本維新の会の馬場伸幸代表がインターネット番組で日本共産党のことを「日本から無くなったらいい政党。言っていることが世の中ではありえない。空想の世界をつくることを真剣にまじめに考えている人たちだ」などと政党人として資質が問われる発言をしたことに「他党の政策について批判したり、論争することは当然あっていいことだが、存在そのものを否定することなど断じて許されない。民主主義を否定する暴論だ」と強く非難した。

 小池氏は「私はあなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る、と言ったヴォルテールの爪の垢でも煎じて飲むべき」とフランスの哲学者で歴史学者でもあるフランソワ=マリー・アルエ(1694~1778)の言葉を引用して、猛省を促した。

 志位和夫委員長は馬場氏の発言について「民主主義を否定する暴言」と非難し「強く抗議し、(発言の)撤回を求める」とツイッターで撤回を求めた。

 党機関紙「赤旗」の社会部長三浦誠さんはツイッターで「維新は『第2自民党』だと代表が認めています。というか自民党馬場派、といった方がいいのかな。にしても、他党に対して消えた方がいい、なんてなんともナチス的なご発言で」と皮肉った。(編集担当:森高龍二)

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