百年料亭宇喜世でラグビーLV 名解説と料理堪能 日本代表の試合観戦

ラグビー日本代表戦のライブビューイングイベントでゲスト参加の吉田さん(壇上右)とラトゥさん

9~10月のワールドカップ(W杯)を前に、ラグビーのチャレンジカップ、日本―サモア戦のライブビューイングイベントが22日、上越市仲町3の百年料亭宇喜世で開かれた。約60人が参加し、日本代表の試合、ゲストの話、料理を堪能した。事業主体は凸版印刷(本社東京)、運営サポートはジェイズ・クリエイション(東京)。

ゲストに元日本代表の名ウイング、吉田義人さん(54)、元日本代表のナンバー8、ラトゥ・ウィリアム志南利さん(57)を招き、ラグビーのこと、日本代表のことなど詳しく楽しい試合解説を聞いた。

サモアとはW杯のグループリーグでも対戦する。試合前、吉田さんは「サモアは肉弾戦で突っ込んでくる。きょう戦ってどこまで強化が進んでいるかが分かる」と指摘した。注目する選手にラトゥさんは「リーチマイケル。まだまだ注目したい」と話した。

2人のパス披露や、強靱(きょうじん)な体つきのラトゥさんへのタックル体験もあり、新潟県ラグビーフットボール協会副会長の中村康司さん(県議)らが当たっていた。ゲストとの交流やじゃんけん大会なども行われ、盛り上がった。

ジェイズ・クリエイションの上越市出身、保坂浩成社長(63)は「日本文化とスポーツを融合させたいと、宇喜世を会場にした。同日に東京都内のホテルでも行っている」と紹介し、W杯本戦についても「もう一回盛り上げたい」と構想を話していた。

宇喜世大広間において吉田さん(左)とラトゥさん(右奥)がラグビーボールで慎重にパスを披露

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