存在感ある作品が並ぶ 7月28日から30日まで二紀山口県支部展

▲展示の様子(2022年)

 若手からベテランまで、毎年約1000人が作品を応募する美術展覧会「二紀展」。その山口県支部による45回目の絵画展が、7月28日(金)から30日(日)まで、山口市民会館(山口市中央2)展示ホールで開かれる。時間は午前10時から午後6時(最終日は5時)までで、入場無料。    

 10月18日(水)から東京・国立新美術館で開催される「第76回二紀展」に向けて研さんを積んでいる山口県内在住会員19人による作品約50点が展示される。会員それぞれが昨秋から二紀展出品に向けて描き進めてきた新作や、作者の心に浮かんだイメージを投影した油絵、アクリル画、テンペラ画などが並ぶ。    

 山口市からは秋山泉さん、伊藤和子さん、臼杵裕世さん、河村康子さん、立石真希子さん、中山恵美子さん、祐村稔子さんの7人が出品。毎年、50号から(長辺が2メートルを超える)150号サイズの存在感ある大作が並び、「見応えがある」との声が聞かれる。    

 最終日の30日には、(一社)二紀会理事長の南口清二さんを講師に迎えての研修会も終日開かれる。会員らが自分の作品について制作意図を説明したり、互いの作品を論じ合ったりする様子が自由に見学できる。会員は研修会での意見や指摘、アドバイスを参考にしつつ、二紀展出品に向けてさらに加筆、修正を加えて仕上げていく。    

 「実際の作品の大きさや、『こういう表し方もあるのか』と見て楽しんでほしい」と同事務局(TEL083-922-4493)。

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