千葉大学 「情報・データサイエンス学部」新設へ

千葉大学 「情報・データサイエンス学部」新設へ

 情報技術が急速に進化していくなか、データを有効に活用し、社会の課題解決に繋げられる人材を育成しようと、千葉大学は2024年度から、データサイエンスを専門的に学ぶ、新しい学部を開設します。

 千葉大学では7月25日、2024年度から設置する新しい学部に関する、報道陣向けの説明会が開かれました。

 2024年度から新たに設置されるのは、「情報・データサイエンス学部」と、大学院の博士課程にあたる、「情報・データサイエンス学府」で、学部は定員を100人、学府の定員は10人を予定しています。

 新学部、学府では、データサイエンスで必要とされる情報工学技術の運用能力などの育成に加え、データサイエンスを社会の課題解決や新たな技術革新に繋げることができる人材の育成を目指します。

 また、カリキュラムは、学部の基礎となる情報工学系の科目だけに留まらず、千葉大が実績を持つ医療や環境など、データサイエンスの応用先を意識した科目も習得することになるということです。

 千葉大学の中山俊憲学長は、データサイエンスの社会的な意義を強調し、新学部・学府の必要性について、次のように述べました。

千葉大学 中山俊憲 学長
「(データサイエンスは)必ず使わなくてはならないツールになる、そのツールを使う専門家ではなく、展開力と紹介したが課題を解決できるようなレベルの人材を千葉大学の学部・学府では育成していける十分な力があると思う」

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