古巣バイエルンとの対戦にグアルディオラ監督「大きなテスト」、移籍噂のウォーカーは「世界中探してもいない」と評価も「どうなるか分からない」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、バイエルン戦を前に記者会見に臨んだ。

2022-23シーズンは、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠を達成したシティ。世界最強とも呼び声高いチームが、4年ぶりに来日した。

23日には4年ぶりとなる横浜F・マリノスと対戦し、2点を先行されたものの、アーリング・ハーランドの活躍もあり3-5で勝利。そして、26日には、「Audi Football Summit」としてドイツ王者のバイエルンと対戦する。

そのバイエルンは、シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得を目指しているという報道が出ている中、そのバイエルンとの対戦となる。

グアルディオラ監督は、「トーマス(・トゥヘル)とも話をしたが、それはノーコメントだったはずだ」と、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督もコメントしていないだろうと言及。ただ「あれほどのクオリティの選手は世界中探してもいないが、最終的にどうなるかはわからない。バイエルンと本人が決めることだ。自分にはどうなるか分からない」と語り、移籍するかどうかは分からないものの、ウォーカーを高く評価していることを明かした。

また、バイエルンのフランス代表DFバンジャマン・パヴァールの移籍についても問われ「パヴァールについてはノーコメントだ」と何も語らなかった。

渦中のウォーカーだが、明日の試合の出場については「カイルは我々のプレーヤーだ。バイエルンに対してベストなチームを組まなければいけないので、プレーはする。もちろん、今シーズン最後までプレーして欲しいとは思うが、状況がどうなるかは分からない」とコメント。試合出場を明かす一方で、移籍の可能性はどちらとも言えないとした。

加えて、今夏はキャプテンを務めていたドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンがバルセロナへと完全移籍。チームをさった中、ギュンドアンについては「非常に素晴らしい選手だった。残念なことだが、彼の幸運を祈る」とコメント。一方で、新キャプテンについては「それはプレシーズンなので、シーズンが始まる前に決める」と、プレミアリーグの開幕前には決めるとし、現時点では決めていないとした。

明日はバイエルン戦。1年間で4度目の対戦となる。古巣との対決については「いつでも特別な経験だ。昔はミュンヘンに住んでいたし、シティに移ってからもこういう機会があるというのは良いことだ」と古巣大戦を喜んでいる様子。また、「プレシーズンでの親善試合でこういう機会があるのは重要だ。チャンピオンズリーグだと話は変わってくる。良いテストになるし、バイエルンのようなレベルのチームと試合をするということは、今のチームの位置付けが真剣勝負の前にわかるので貴重だ」と、親善試合とはいえ、強豪との対戦は大きなテストになると明かした。

最後には、バイエルンが獲得を目指すと言われているトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインについても質問が。ただグアルディオラ監督は「カイルならまだしも、ハリー・ケインは我々の選手でもないので答えられない」と語り、何も言うことはないとした。

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