「新しい資本主義の取組みを加速させる」と総理

 岸田文雄総理は25日開いた政府与党政策懇談会で「来年度予算は骨太方針2023等を踏まえ、新時代にふさわしい経済社会の創造に向け、新しい資本主義の取組みを加速させる」と強調した。

 岸田総理は「構造的な賃上げの実現、官民連携による投資の拡大、こども・子育て政策の抜本的強化を含め、新しい資本主義の加速。更に、防衛力の抜本的な強化を始めとした我が国をとりまく(安全保障、国際)環境変化への対応など、政権挙げて取組むべき、重要政策課題に必要な予算を重点的に振り向ける」とした。

 また岸田総理は「経済あっての財政との経済財政運営の基本姿勢のもと、経済成長と財政健全化を共に進めるものとしていくため、重要かつ困難な課題にしっかり対応しつつ、歳出改革努力を継続していくことも重要」と述べ「財務大臣から説明のあった、令和6年度予算の概算要求基準は、こうした方針に沿ったものとなっている」として「与党幹部、関係閣僚には格段の協力をお願いしたい」と理解を求めた。(編集担当:森高龍二)

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