九重町の宝八幡宮に「にぎわい隊」発足 「行事もり立て地域の活力に」【大分県】

一緒にしめ縄を作る「お宝さんにぎわい隊」のメンバーら=九重町

 【九重】九重町松木にある宝八幡宮の行事の手伝いや地域おこし活動をしようと、ボランティア組織「お宝さんにぎわい隊」が発足した。「氏子の減少や高齢化を嘆くのではなく、明るく前向きに活動して地域を盛り上げていこう」と張り切っている。

 メンバーは20~80代で、町外者も含む約30人。6月中旬に会合を開き、正式に発足した。アジサイの名所として知られる同八幡宮でのイベント「あじさいマルシェ」(7月1日)を活動のスタートに予定していたが、大雨で中止に。今後は秋祭り、門松やしめ縄作りなどに取り組んでいく。

 隊長の友松哲郎さん(69)=松木=は「お宮の行事をもり立て、地域全体の活力になるよう頑張る。まずは最も大きなイベントとなる10月の秋祭りで、どんなことができるのか検討したい」。

 甲斐素純宮司(70)は「地域を盛り上げてくれる組織ができたのはありがたい。一緒ににぎわいをつくっていきたい」と話す。

 入隊は随時、受け付けており、「手伝ってくれる催しだけの参加でも大歓迎」と同隊。

 問い合わせは宝八幡宮社務所内のお宝さんにぎわい実行委員会(0973.76.3254)。

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