夏の高校野球栃木大会"決勝" 文星芸大附属が作新学院を破り16年ぶり夏の甲子園出場

 夏の高校野球栃木大会は25日、県営球場で決勝戦が行われ甲子園の切符をかけて作新学院と文星芸大附属が激闘を繰り広げました。

 「作新学院が2年ぶりの王座を奪還できるか」

 「文星芸大付属は16年ぶりの夏をつかむか」

 試合は初回から動きます。文星はヒットと送りバントなどでランナーを3塁に置いて4番・小林。タイムリーヒットで1点先制。先制した文星はさらに2回と3回にも得点を加え4対0とリードします。

 追いかける作新は6回、この回、先頭の6番・宮本がツーベースヒットでチャンスをつくると続く7番・塙。タイムリーヒットでようやく1点を返します。対する文星は8回にも1点を追加。

 5対1と4点ビハインドで迎えた9回、作新は驚異の粘りを見せます。2番・澤田のタイムリーで1点を返すとなおも得点圏にランナーを置いて4番・齋藤。三遊間を破る2点タイムリーで1点差とします。さらに3回途中からマウンドに立った5番・磯がバットで魅せます。タイムリーでついにゲームは振り出しに。

 作新が5対5の同点に追い付きますが勝利の女神は微笑んだのは文星でした。9回のウラ、5番・黒崎。値千金のサヨナラホームラン。

 死闘を制した文星芸大附属が16年ぶりに夏の甲子園出場を決めました。

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