日本女子代表がコスタリカに2-0完勝。2戦連続完封勝利でグループC首位に|女子ワールドカップ2023

写真:先制ゴールを挙げた猶本 ©Getty Images

7月26日、FIFA女子ワールドカップ2023のグループステージ第2節、日本女子代表 vs コスタリカ女子代表の一戦がニュージーランド・ダニーデンのオタゴ・スタジアムで行われた。

日本は7月22日のグループステージ第1節ザンビア女子代表戦から石川璃音、長野風花、宮澤ひなた、遠藤純の4人が外れ、三宅史織、杉田妃和、猶本光、林穂之香が先発に名を連ねた。

両チームが激しい球際の攻防を見せる中、7分には日本が最初のチャンス。藤野あおばのCKから田中美南がヘディングシュートを放つが、これはゴール右へ。12分には再びCKから熊谷紗希がフリーでヘディングシュートを放ったが、コスタリカのGKダニエラ・ソレラがブロックした。

15分には流れの中からチャンスをつかみ、田中のスルーパスから猶本が左足でシュート。相手GKが弾いたこぼれ球に藤野と清水梨紗が詰めたものの、2人の動きが重なってしまい、ゴールに押し込むことはできなかった。

日本が相手を押し込む中で迎えた25分、三宅からのフィードを受けた田中からのスルーパスが猶本に通ると、猶本は15分の場面と同じように左足と振り抜く。これがGKの手をかすめながらゴールネットに突き刺さり、日本が先制に成功する。

続く27分、杉田のクロスが逆サイドに流れると、拾った藤野が相手を振り切ってペナルティーエリア内へ。GKの立ち位置を見ながらニアサイドを抜く強烈なシュートを突き刺し、リードを2点に広げる。

コスタリカも30分、日本守備陣の連携ミスを突いてメリッサ・エレーラがシュートに持ち込んだが、日本のGK山下杏也加が冷静に対応し、得点にはつながらなかった。

その後も33分にはデザインされたFKから最後は三宅がシュートを放ち、38分には藤野のドリブルから猶本がクロスを入れて田中がヘディング、42分には田中がミドルシュートを狙うなど日本ペースで試合が続き、2-0で前半を折り返す。

コスタリカは後半頭から10番を背負うグロリアナ・ビジャロボスを入れて反撃を目指す。しかし仕掛けたのは日本だった。46分、ゴール前で混戦から最後は林がシュートを放ち、49分には高い位置で相手からボールを奪った猶本が左足で狙う。50分には長谷川唯の左足ミドルシュートが相手GKを脅かした。

その後は膠着状態となり、日本は59分に田中と藤野に代えて植木理子と宮澤を投入。74分には林と猶本を下げ、長野と清家貴子を入れて攻撃の再活性化を図る。77分には宮澤が、79分には清家がミドルシュートを狙ったが、いずれもジャストミートはできず。一方のコスタリカは81分、高い位置でのボール奪取からビジャロボスがミドルシュートを狙ったが、山下が確実に対応した。

後半アディショナルタイムには清水に代えて守屋都弥を投入。その後、植木が何度かゴールに迫ったものの追加点は奪えず、そのままタイムアップを迎えて日本が2試合連続完封勝利を飾った。

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