伊勢原・日向薬師の名物に 地元素材使った、のど飴発売 「お薬師様の功徳を飴に注いだもの」

販売を始めた「薬師のど飴」を紹介する内藤住職=伊勢原市日向

 日向薬師の名物に─。神奈川県伊勢原市の花「キキョウ」の根や市産の蜂蜜などを使った「伊勢原 日向 薬師のど飴(あめ)」(650円)の販売が26日から始まった。

 喉の痛みに効果があるとされるキキョウの根や甘草、ミカンの皮を乾燥させた陳皮(ちんぴ)の生薬3種類のパウダーを配合し、市産の蜂蜜を100%使用した。蜂蜜のすっきりとした甘さが特徴で、販売するのど飴は日向薬師で祈禱(きとう)しているという。

 日本三薬師の一つとされる日向薬師の名物を作ろうと「伊勢原うまいもの遺産創造委員会」で協議し、市内の飲食店経営「セゾオン」(同市粟窪)が開発・販売。内藤京介住職(44)は名物化に期待し「お薬師様の功徳を飴に注いだものなので、一人でも多くの方に賞味いただいて行き渡ってくれれば」と話していた。

 販売は日向薬師のほか、小田急線伊勢原駅構内の観光案内所や一部薬局でも順次展開される。

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