マリンスタジアムの今後の在り方 千葉市長「第2の街びらきにつながる」

マリンスタジアムの今後の在り方 千葉市長「第2の街びらきにつながる」

 老朽化しているマリンスタジアムの今後の在り方について、千葉市の神谷市長は、「第2の街びらきにつながる」として、球場のある幕張新都心の街づくりの観点から、今後の在り方を検討していくのが重要だと強調しました。

 千葉市美浜区の県有地にある野球場「ZOZOマリンスタジアム」は、建設から30年以上経過し、配水管の劣化や駐車場の冠水など、施設の老朽化が課題となっています。

 球場を所有する市は、2022年6月から球場の今後の在り方を検討していくための基礎調査を行い、このほど、その結果を発表しました。

 それによりますと、設計費や土地代などを除く整備費と管理運営費、修繕費を合わせた概算事業費は、30年間で、開閉式のドームに建て替えた場合、最大約2505億円に上り、最低限の改修工事で現状維持とした場合でも、最低で約978億円かかるということです。

 市は、今後10年をめどに新しい球場に更新したい考えで、調査結果を踏まえた基本構想を2024年度中に作って、改修するのか、それとも建て替えるのか、建て替えの場合、今と同じ場所か、別なのかといった方向性を示す方針です。

 千葉市の神谷市長は、7月27日の記者会見で「単に球場を改修するという視点に留まらず、幕張新都心全体にどういう影響があるか街づくりの観点から検討していくことが重要だ」と強調し、次のように述べました。

千葉市 神谷俊一 市長
「千葉市だけの支出で整備するのも一つの手法だが、高スペックの施設を求める場合、市だけではできない。民間企業からの出資含めて資金調達して、管理・運営方法を合わせて考える必要がある。球場は数十年間使うもの。幕張新都心の第2の街びらきにつながる大事業。関係者と検討して市民の意見を伺いながら今後具体化していきたい」

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