ドルトムントは「トップからそれほど遠く離れていない」 新加入ザビッツァーが新シーズンに気合い

[写真:Getty Images]

ドルトムントに加入したオーストリア代表MFマルセル・ザビッツァーが、新シーズンへの意気込みを示した。

24日に、バイエルンから総額1900万ユーロ(約30億円)の移籍金でドルトムントに加入したザビッツァー。ブンデスリーガでの豊富な経験を備え、2020-21シーズンまで所属したRBライプツィヒではキャプテンを務めた経歴も持つオーストリア代表MFには、大きな期待が寄せられている。

ザビッツァー自身も、ドルトムントに大きな可能性を感じているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じた同選手は移籍時のエピソードを明かしつつ、チームにはトップクラスに到達できるポテンシャルがあると強調している。

「みんなが想像する通り、移籍のためやるべきことはたくさんあった。僕たちはたくさん話し合いの場を設けたが、クラブの担当者は僕の役割について非常に明確にしてくれたよ。それから決断を下すまで、数日かかった。今はここにいられて本当に幸せだ」

「マンチェスターで良い一年を過ごし、今年の夏はどうすべきかについてもちろん考えたよ。ミュンヘンに戻りすべての選択肢を検討したが、(バイエルンの)上層部は違うやり方を続けたいと考えており、それを受け入れる必要があった。もちろん、ドルトムントは常に魅力的な選択肢だったから、今ここに来られて嬉しい」

「(移籍において)もちろん監督は大きな役割を果たしてくれた。僕たちはほぼ1時間に及ぶ、非常に長い電話をしたんだ。そこで彼は僕をどのように見ているか、僕の長所だけでなく弱点がどこにあるのかも非常に明確に示してくれた」

「このチームには多くの可能性があると思うよ!他チームにいたときから、ドルトムントはとても良いチームだと感じていた。彼らは多くの試合に勝ち、チャンピオンズリーグでも大成功を収めていたからね。僕たちはトップからそれほど遠く離れていない。ただ、まずは準備する必要があり、それから最前線に立ちたいね」

「選手たちは昨シーズンの経験をモチベーションに変えてくれたと思っている。もちろん、昨シーズンの結果にみんながどれだけ失望したかは想像できるよ。でも今は新しく共通の目標があり、僕もそこへの準備はできている」

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