栃木県内も猛烈な暑さ「佐野では39度超」 熱中症疑いで12人救急搬送うち2人が重症

 27日も全国的に高気圧に覆われて朝から猛烈な暑さとなり、佐野では39度を超え、今年(2023年)1番の暑さとなりました。この暑さの影響で栃木県内では、27日夕方までに熱中症の疑いで12人が救急搬送されています。

 27日の県内も猛烈な暑さとなり、最高気温は佐野で今年最高の39.4度を記録し、4日連続の猛暑日となりました。また、那須烏山で36.2度で今年最高となったほか、真岡で37.1度大田原と小山で36.9度を記録するなど、県内14カ所ある観測地点のうち7カ所で35度を上回る猛暑日となりました。

 県消防防災課は、午後4時までに県内で12人が熱中症の疑いで救急搬送されたと発表しました。このうち栃木市では86歳の女性が道で倒れていたほか、壬生町でも農作業をしていた80代の女性が熱中症となり2人が3週間以上の入院が必要な重症、そのほか3人が中等症と診断されました。

 宇都宮地方気象台によりますと、宇都宮などでは28日も35度以上の猛暑日が続く予想で、熱中症に厳重な警戒が必要です。冷房を適切に使用するほかのどが渇いていなくてもこまめに水分をとるなど対策をしてください。

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