路線バスアプリ「関東自動車バスナビ」本格運用開始 バスの運行情報などリアルタイムで確認

 栃木県内を中心に路線バスなどを運行している関東自動車は、バスの運行情報などがリアルタイムで確認できるアプリの運用を始めました。

 路線バスといえば、バスがいつごろ来るのか気をもんだという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 それを解決してくれるのが路線バスの運行状況をリアルタイムで確認できるアプリ「関東自動車バスナビ」です。共同開発したのは宇都宮市の関東自動車とその親会社のみちのりホールディングス、そしてナビアプリを開発するナビタイムジャパンの3社です。ナビタイムジャパンがバスの事業者向けにナビアプリを開発するのは全国で初めてということです。

 アプリは位置情報が分かるスマートフォンのGPS機能を活用します。地図上に現在地が表示され最寄りのバス停と乗りたいバスの位置情報からバスの待ち時間や遅延状況などが、リアルタイムで確認できます。関東自動車はこれまでに自社のホームページ上でバスの位置情報や運行情報などを検索できるようにしてきましたが、使い勝手に課題があったことから利便性をさらに高めようと、去年(2022年)からアプリの開発を行ってきました。

 また、目的地までのルート検索や到着までの所要時間が確認できることから、初めて訪れる観光客でもスムーズに安心して移動できます。よく使うバス停の時刻表を登録することができユーザーのニーズにあわせた使い方が可能です。

 現在、アプリで対応しているのは関東自動車が運行する路線バスのみです。今後は8月開業するLRT・ライトラインの運行状況を踏まえた機能の拡充も検討し、公共交通全体の利用促進につなげていきたいということです。

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