3本目でようやくフィット? 山下美夢有の日替わりパター

今週自己ベストの「67」でプレー(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 3日目(29日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6527yd(パー71)

「結局なにを使ってもあんまり変わらない。まだコレっていうパターがないっていうたらアレですが、そんなに変わらない」。3日目のラウンドを終えた山下美夢有から、本音が思わずもれた。

今週のメジャーに向けて日本からパターを4本持参し、練習日にそれぞれ打って感触を確かめた。

初めてのフランスも残り18ホール(撮影/村上航)

初日はエースパターのオデッセイ「ホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINED」を投入し、パット数は「31」。2日目はピン型に替えて同じ「31」だった。

この日は、マレット型のクリーブランド「FRONTLINE(フロントライン)エリート RHO」をバッグに入れて「28」パットを記録。「練習ラウンドでタッチが合っていたし、スリクソンの新しく出したパターを使いたいと思っていた」。前半18番(パー5)では5mのバーディパットを決めるなど、5バーディ、1ボギーの「67」で通算1アンダー23位に浮上した。

3本目でようやくコースにフィットした? ※撮影は大会練習日(撮影/村上航)

ただ、日替わりパターには反省の思いもある。「試合でやるもんじゃないなと。メジャーという大きな大会でコロコロ替えるのも、あまり良くない。一番打つ回数が多いので慎重にならないといけない」

日本の女王として結果にこだわりたい(撮影/村上航)

最終日のパターは「もう替えないですよ」と継続使用を宣言していたが…果たして。成績とともに、手にするパターにも注目したい。(フランス・エビアン/玉木充)

「安定していた」というショットも冴えた(撮影/村上航)

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