糸魚川おまんた祭り 夏の祭典 最後は市民流し 約1000人 踊りの輪広がる

活気あふれた市民流しで、おまんた祭りのフィナーレを飾った

第47回「糸魚川おまんた祭り」(同実行委員会主催)は29日夜、糸魚川駅日本海口周辺などで市民流しが行われた。コロナ禍の影響で「ミニ市民流し」として行った昨年を大きく上回る26団体・約1000人が参加し、夏の祭典のフィナーレを飾った。

開始に先立ち実施した式典では、米田徹市長が「まだまだコロナ禍の前のようにはならないが、去年より今年、今年より来年、と盛り上げていこうではございませんか」、丸山武昭実行委員長が「参加してくれたおまんた(あなたたち)、ありがとう。心を一つに、交流し、絆を強め、大きく飛躍致しましょう」とあいさつ。

郷土の文人・相馬御風生誕140年と、「おまんた囃子(ばやし)」を作詞作曲した三波春夫生誕100年の節目の今年は、御風が作詞した「糸魚川小唄」に親しんでから市民流しに移った。

今年は駅前ロータリーから中央通りを抜けて、白馬通りの途中で折り返す行程。「おまんた囃子」の名調子に乗って幅広い世代が踊りの輪を広げ、糸魚川の夏の風物詩を堪能。最後は齋藤伸一副実行委員長が音頭をとって「大手締め」を行い、終幕した。

夜の部ではこの他、糸魚川市出身の太鼓ミュージシャン・松本悠斗さんのメインプロジェクト「Taiko Music XERO(ゼロ)」、昨年に続いて出演した「東京力車」などのパフォーマンスで盛り上がった。

夜の部では、「Taiko Music XERO(ゼロ)」と「東京力車」のコラボパフォーマンスなどでも盛り上がった

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