迫るデッドライン プレーオフ進出を狙うチームが着々と戦力補強

2023年シーズンのトレード・デッドラインは日本時間8月2日午前7時に設定されており、トレード補強が可能な期間は残り24時間を切っている。そんななかで、プレーオフ進出を目指すコンテンダーたちは着実に戦力補強を進めており、カブスはロイヤルズから右腕ホセ・クアス、レッズはアスレチックスから左腕サム・モールとリリーフ投手の獲得に成功。また、ジャイアンツは後日指名選手とのトレードでAJ・ポロックとマーク・マティアスの2選手を獲得した。まだまだトレード市場の動きは続きそうだ。

カブスは若手外野手のネルソン・ベラスケスを放出し、ロイヤルズからクアスを獲得。現在29歳のクアスはメジャー2年目の右腕で、今季はここまで45試合に登板して3勝0敗、4ホールド、防御率4.54を記録している。現在24歳のベラスケスはメジャー2年目の外野手で、昨季は77試合に出場したが、今季は13試合の出場のみ。ただし、打率.241、3本塁打、6打点、OPS.934と限られた出場機会のなかで結果を出しており、新天地ではチャンスが与えられることになりそうだ。

レッズは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで28位にランクインしていたジョー・ボイルを放出し、アスレチックスからモールを獲得。現在31歳のモールはメジャー4年目の左腕で、今季はここまで45試合に登板して0勝3敗1セーブ、6ホールド、防御率4.54を記録している。ボイルは2020年ドラフト5巡目でレッズに入団した23歳の右腕で、今季はマイナーAA級で19試合に先発して6勝5敗、防御率4.50をマーク。84イニングで122個の三振を奪っている。

ジャイアンツは守護神ポール・シーウォルドを放出するなど、チームの一部解体を進めているマリナーズからポロックとマティアスの2選手を獲得。対価は後日指名選手と発表されている。現在35歳のポロックはメジャー通算145本塁打の実績を誇り、今季は49試合で打率.173、5本塁打、15打点、OPS.548を記録。現在28歳のマティアスはメジャー2年目の昨季にメジャー初アーチを含む6本塁打を放ったが、今季はここまで22試合で打率.231、0本塁打、4打点、OPS.624にとどまっている。

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