マイナ保険証巡る対応で総理の説明日程未定

 島根県や鳥取県を訪ねた岸田文雄総理は31日、マイナンバーカードと保険証への一体化に関して「引き続き、関係者の声、現場の声を聴きながら考えていきたい。国民の不安への対応、これは丁寧な説明を尽くしていかなければならないと考えており、私も会見等で説明することを考えている。具体的な会見日時等については全く決まっていない」と語った。政府として方針が確定しての会見になる。混乱を防ぐため、より慎重に検討の上、会見設定するもよう。

 また鳥取県日吉津村の複合型子育て支援施設「ミイライトひえづ」などを訪ねての感想では「切れ目なくワンストップで様々なニーズに応える地域の拠点があり、世代を超え、地域ぐるみで子育てを応援する意識が根付いている地域だと感じた」と述べた。

 また「政府として、若い世代の所得向上と併せ、こども未来戦略方針に掲げた施策をスピード感を持って取組んでいかなければならないと感じている。こうした拠点作りを通じて、切れ目ない支援の実効性を強化することが大事だと思う。地域の温かみが加わることによって、こうした取組みを全国に広げていくことも必要と思った」と語った。(編集担当:森高龍二)

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