日銀・内田副総裁 千葉県内経済界と意見交換

日銀・内田副総裁 千葉県内経済界と意見交換

 日銀の内田真一副総裁は、8月2日、千葉市を訪れ、県内経済界の代表者らと意見を交わしました。

 日銀と地域の行政・経済界が意見交換する金融経済懇談会が2日、千葉市で開かれ、内田副総裁はこれに出席しました。

 金融経済懇談会が千葉県内で開催されるのは8年ぶりで、熊谷知事や県商工会議所連合会の佐久間英利会長らが出席しました。

 内田副総裁は冒頭のあいさつで、日銀が先週、決めた大規模な金融緩和の修正について、「粘り強く金融緩和を続けていくことを狙いとするもので、出口を意識したものではない」と説明しました。

 内田副総裁は懇談会の終了後に記者会見し、「県経済に関する貴重な話などを数多くいただき、大変、有意義な意見交換ができた」と述べました。

 そして、県内の景気の状況や先行きの見通しについて、次のような認識を示しました。

日銀 内田真一 副総裁
「千葉県の景気については、基本的には、わが国経済全体と同じく緩やかに回復しているとみている。基本的にはこの緩やかな回復が続いていく可能性が高いと評価している」

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