松山ケンイチが「虎に翼」で朝ドラ初出演! 伊藤沙莉の手ごわい先輩役。小林薫は師匠として登場

松山ケンイチと小林薫が、NHK総合ほかで来春放送される2024年度前期の連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8:00ほか)に出演することが分かった。2人は、伊藤沙莉演じるヒロイン・猪爪寅子の法曹としての歩みに大きな影響を与える、“法の世界”の先達として登場する。

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ1人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が解決されていく爽快感を味わえる本作は、同局の「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーとなっている。

松山が演じるのは、司法の独立を重んじる気鋭の裁判官・桂場等一郎。堅物で腹の内を決して見せないため、周囲の人々も彼をつかみきれない。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。手ごわい先輩だが、実は甘党というキャラクターだ。

松山は「このたび出演させていただくことになり、とてもうれしく思っています。僕は15年前から朝ドラに出演することを目標に俳優活動を続けてきました。このタイミングで目標が達成されたことを考えると、活動を続けていくことが大切だと、あらためて感じました。視聴者の皆さまの心に残るよう僕自身も楽しんで演じていけたらと思います」と、念願だった朝ドラ初出演に心を躍らせている。

そして、小林が扮(ふん)するのが、女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教べんを執る高名な法学者・穂高重親。おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしておちゃめな一面も持つ。寅子にとっての、生涯の師となる人物だ。

小林は「キャスティングも楽しみな方たちばかりで、今からワクワクしています。現場の空気にも早く慣れて、足手まといにもならないよう努めたいと思っております」と話している。

主演の伊藤は、2人の出演発表に「思わずガッツポーズをしてしまうほどの憧れの大先輩方のお名前をお聞きして、いい緊張と興奮にもまれております。どっしり構えたいところですが慎重に丁寧に楽しく寅子ができたらいいなと思っています」とメッセージを寄せている。

作品を手掛ける制作統括の尾崎裕和氏は「寅子の進んでいく『法』の世界は、これまで女性が誰も入ったことのない未踏の世界です。そこで寅子にとって道標となり、大きな壁にもなる先達を、松山ケンイチさんと小林薫さんという素晴らしいお二人に演じていただけることになりました。法を自らの生きる『仕事』の道として見定めていく寅子に、その厳しさを教え、時には強く励ます2人。寅子が、先輩であり師匠である彼らとどう対峙(たいじ)し、どう乗り越えていくか、リーガルドラマの中心にある人間ドラマにもご注目ください」と、2人の役割と見どころを語っている。

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