横浜・三渓園でハスが見頃 開園早めて明け方の観賞も 蓮池に原始ハス、巨椋斑

満開の蓮を楽しむ来園者=横浜市中区の三渓園

 横浜市中区の三渓園でハスが見頃を迎えた。13日までの金・土・日曜は、通常より2時間早い午前7時に開園し、明け方に咲き始めるハスの最も美しい瞬間を楽しむことができる。

 約1700平方メートルの蓮池(はすいけ)には、丸く大きな花びらの原始ハスや、白い花びらに紅色の縁取りが特徴的な巨椋斑(おぐらまだら)が見られる。池の奥にある三重塔とハスを同時に眺められる通路も開放する。

 ハスは明け方からゆっくりと開き、午前9時ごろをピークに昼ごろには閉じる。米国から来日し、海老名に住む祖母と訪れたブラッディメリー梨愛奈さん(24)は「アメリカでは見たことない、色もきれいで大きさにはびっくり」と笑顔で話した。

 13日までは、ハスの葉を使ったうちわ作りやお面遊び、蓮茎の糸取り体験などのワークショップも開かれる。入園料大人700円、小中学生200円。問い合わせは同園電話045(621)0634。

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