印旛沼周辺の河川 特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」駆除 千葉県

印旛沼周辺の河川 特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」駆除 千葉県

 千葉県の印旛沼周辺の河川に繁殖している特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」の駆除が8月3日から行われています。

 繁殖力が強い特定外来生物のナガエツルノゲイトウは、印旛沼や周辺の河川に広く生息していて、生態系を脅かすだけでなく、大雨や強風などで流されると排水施設を詰まらせ洪水を生じさせる恐れがあります。

 4日は、印旛沼流域の桑納川にボランティアの大学生ら約50人が集まり、川に入って素手や網で水草をかき集め、声を掛け合いながら重い水草を岸辺に運び上げました。

 この取り組みは5日まで行われ、3日間で約15トンの水草を駆除する見込みだということです。

 ナガエツルノゲイトウの影響は農地にも及ぶとして、県は早めの駆除を呼びかけています。

国際ボランティア学生協会 田村清志郎 さん
「私たちの活動は年1回なので、できることに限界はあるが、もっと小規模でも継続的に活動できれば、災害時のナガエツルノゲイトウの繁茂に対処できると思うので、これから(活動を)増やしていければと思う」

© 千葉テレビ放送株式会社