海外旅行に備え 旅行用品や英会話教室の需要拡大

新型コロナが落ち着きを見せ、この夏は久しぶりに海外に出かけるという人も多いのではないでしょうか。そんな中、道内では海外旅行に備える動きが広がっています。法務省によりますと、ことし6月に新千歳空港から海外に出国した日本人は4千人弱で、コロナ禍以来、4年ぶりの増加傾向にあります。札幌の百貨店では、久々の遠出に備えて、スーツケースの売り上げが伸びています。

札幌三越の高坂さん「コロナ禍では海外旅行に行けず国内旅行をする人が多かったので、機内持ち込みサイズがよく売れていたが、(現在は)機内持ち込みサイズから最大サイズまで幅広く売れている」

6月から7月の売り上げは去年のおよそ2.5倍で、コロナ前の2019年と比べても1.5倍ほどに増えているといいます。

札幌三越の高坂さん「コロナで旅行に行っていない数年間しまっていたものを、使っている途中でタイヤが壊れてしまったとか、動きが悪いということで買い替えの需要も増えている」

海外の旅をより充実させようと「英語」を学ぶ人も多くなっています。こちらの英会話教室では、海外旅行に向けてレッスンを受け始めた人が去年より2割ほど増えているといいます。

受講者「通って4カ月くらいになります。もう少しコロナ落ち着いたら海外旅行に行きたいなと思って通い始めた。オーストラリアに行ってみたいです」

イーオン札幌本校の後平さん「20、30代の人や退職した60代以上の人も増えている。海外旅行前に集中して受講したいという人もいるので、通常は週1回のコースを週2回とか、短期集中で受ける人も増えている」

お盆休みも近づき、道民の「旅行熱」も高まっているようです。

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