マネの広報担当者が痛烈批判「バイエルンは恩知らずだ」

写真:バイエルンと後味の悪い別れを迎えたマネ ©Getty Images

バイエルンをわずか1年で退団し、サウジアラビアのアル・ナスルに移籍したセネガル代表FWサディオ・マネ。彼の広報担当者であるバカリ・シセ氏が、バイエルンのマネへの対応について大々的に批判した。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

マネは昨夏、移籍金3500万ポンド(約63億4840万円)でリヴァプールからバイエルンに移籍したが、ドイツの環境への適応に苦しみ、公式戦通算で38試合12ゴールという成績しか残せなかった。

バイエルンでは年俸2000万ユーロ(約31億2610万円)以上が与えられており、チーム内最高年俸の一人だったようだが、そのことも踏まえてシセ氏はバイエルンを次のように批判した。

「バイエルンがサディオを売却したのは、サッカー面における決断ではなかった。クラブは彼の給料に悩まされていた。彼がどのような形でクラブに加入し、チーム最高の稼ぎ手になったのかを理解しようとせず、何とかして彼を解雇したいと考えていたんだ」

「彼らはサディオをクラブから追い出したいということを、面と向かって伝えることはなかった。彼がドイツで彼自身のことを証明できるものは何もない。バイエルンのおかげで今の自分になったわけではなく、すべてはリヴァプールのおかげだ。バイエルンは恩知らずだ。アフリカ人にそれだけの給料を払っているということが、彼らにとっては屈辱だったんだ」

シセ氏はまた、今回のマネの売却劇についてもバイエルン側を批判した。

「バイエルンは当初、彼を2000万ユーロで売却する用意があるとメディアにリークした。しかし、彼がプレシーズンのトレーニングに戻り、調子がいいことを確認すると、価格を3000万ユーロ(約46億8920万円)に釣り上げたんだ。サディオはバイエルンから金を盗んだわけではない。バイエルンに加入する際の最初のミーティングから、彼は報酬については一切、話さなかったほどだ」

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