TOKAI RADIO『Paradise』(DJ神野三枝) 金継ぎ練習用の割れた食器はどこから調達する？

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東海ラジオ『Paradise』(月～金9:00～11:00)は「あなたの人生がパラダイスに！」なるように、オトナな音楽、カルチャー情報、医療や介護の問題、ホットなエリア情報、役立つ生活情報、ショッピング情報など、様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組。DJは神野三枝。8 月4日(金)のオープニングトークは「金継ぎ」の話から。

「私が通っている陶芸教室に、金継ぎコースがあるんですね。金継ぎというのは、お茶碗とか湯呑とかお皿とかが割れたら、その部分を漆で接着して、金などの金属の粉で装飾して仕上げるという、昔ながらの修復技法なんです。金繕いとも言います。これが、なぜか、ここ1年ぐらい、若者たちの間でブームなんです。だから、習いに来られる方も結構いらっしゃるんです」

「思い出のある食器を大切にしたいということで修復することもあるんでしょうけれども、どちらかというと、今は、金継ぎをした食器というレトロ感がおしゃれ、デザインとして楽しみたいという若い人たちが多いような気がします。その金継ぎを練習するには、当然、割れた食器が必要になります。ただ、練習のために食器を割るというのも気が引けます。割っていいような食器もそうそうないわけで…」

「じゃあ、どうする？ というときに、それが意外や意外、何と、メルカリに割れた食器がたくさん出品されているんですよ。ご丁寧に『金継ぎ練習用』なんていうタイトルまでつけて売ってらっしゃる方が結構いらっしゃるんですよ。割れたら不燃ごみに出すしかないと思っていたものが、ちょっと手間をかけて出品したらお金になる。そういう時代ですから驚きですね」

「家にある不用品にどれぐらい価値があるのか。1年以上使用していなくて、要らないのに家に保管してあるという不用品。結構ありますよね。メルカリはこれを『隠れ資産』と呼んでいるそうです。2021年にメルカリが発表した隠れ資産は、国民1人当たり平均34万5,000円。これを日本全体にすると、何と44兆円ほどになるんだそうです」

「ほかに、これは処分するしかないよねというものの中で、意外と出品されていて売れているのが、ランドセルなんだそうです。小学校は6年間。男の子なんか乱暴に扱うこともありますよね。そうすると、5年生の中ほどで、ショルダーベルトが完全に切れちゃったあ、みたいなことがあるそうなんですよ。そうすると、今から新品買うのももったいなくない？ 5年生の後半でピッカピカのランドセルもおかしくない？ ということで、メルカリに出品してあるものが結構売れるんですって」

「意外なものが安く手に入って得をする人。捨てるものが多少でもお金になって徳をする人。両者にとってウィンウィンの関係ということですね」

※放送情報は変更となる場合があります。