駒木根葵汰主演で「天狗の台所」がドラマ化。背中には特注の羽! 塩野瑛久、越山敬達が共演

駒木根葵汰が、BS-TBSで10月5日にスタートする木曜ドラマ23「天狗の台所」(木曜午後11:00)で主演を務めることが分かった。また、劇団EXILE・塩野瑛久、越山敬達が共演する。

「天狗の台所」は、月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)で2021年から連載されている田中相氏による同名コミックが原作のハートフルなファンタジードラマ。米・ニューヨーク育ちの少年・飯綱オン(越山)は、自分が天狗(てんぐ)の末裔(まつえい)だと知らされる。天狗のしきたりにより、14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基(駒木根)と隠遁(いんとん)生活を送ることになる。天狗といっても特別な力はなく、兄の関心は、もっぱら日々の食と素朴な暮らしに向けられるのだった。ところがある時、基の背中には天狗の末裔でも珍しい、羽が生えていることを知る。そして、オンは、基の飼いイヌ・むぎが話しかけてくると、自分にも動物としゃべれる特殊な能力があることに気付く。日本家屋で、素朴だが丁寧な料理を作る基と暮らすうち、何げない瞬間や季節の食材を楽しむことを知り、かたくなだった心がほぐれていくオン。天狗の兄弟と2人を取り巻く仲間たちによる、ファンタジックでおいしいスローライフ。リアルな自然の風景が隠し味となり、見る者の心に癒やしの時間を与えてくれる。

駒木根は、SNSで「イケメン高校生」と話題になり、2018年にデビュー。「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)をきっかけに、「差出人は、誰ですか?」(TBS系)や「星降る夜に」(テレビ朝日系)、「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」(23年)などに出演し、存在感を放っている。

漫画原作の作品に初めて挑戦するということで「うれしさと不安が入り混ざっています」と明かす駒木根。「基は天狗の末裔であり、自然をこよなく愛する人間。穏やかで優しいが故に、時折冷たく感じることもありますが、その裏側には人間らしい感情がしっかりとあります」と役柄を説明し、「羽は事前に3Dスキャンで僕の体を記録して作っていただいた僕だけの羽です! 初めてつけた時はとても興奮しました」とうれしそう。そして、「今回は大好きなイヌもいますし、大自然の中で宿泊しながら撮影をするので、より密度の濃い夏になりそうです。せわしない現代でこそ丁寧な暮らしが必要だと思います。この作品が、皆さんの安らぎの場所になればと、チーム全員で作り上げていきます!」と意気込んでいる。

基の幼なじみ・愛宕有意役を務める塩野は、24年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の出演も決定している注目の若手で、物語にさらなるエネルギーを加える。

出演が決まったことに感謝する塩野は、「自然の豊かさに触れ、大地の恵みに感謝しながら撮影できることを楽しみにしています。有意は、天狗家の中でも一番権威のある家に生まれながらも、気さくで面倒見がよく、人の気持ちに寄り添える心を持っています。不器用な兄弟の橋渡し的存在になれるよう、フラットに演じていきたいと思います」とコメント。加えて「せわしない日々を送る中で、少し立ち止まって、目いっぱい深呼吸したくなるような作品にできたらうれしいです。自然と食を通してゆっくりと紡がれていく絆を見届けてください」とアピール。

そして、基の弟・オンに扮(ふん)する越山は、総勢161人の応募者の中からオーディションで選ばれれた14歳。多角的な魅力を放つ期待の新人が、ストーリーにポップな要素を添える。

天狗の末裔でオンと同様、自身も弟だという越山は「都会っ子なところや虫が苦手なところなど、オンに似ているところがあったので、このドラマに出演が決まった時はうれしかったです」と率直に喜び、ドラマの見どころについては「おいしそうな料理がたくさん登場します。僕もその料理を食べるのが今から楽しみです(笑)。オンが基との生活を通して、どう変わっていくのかも注目してみてください!」と語り、「一緒にスローライフを楽しみましょう」と呼び掛けている。

ドラマを手掛ける守澤崇プロデューサーは「日本人の誰もが知っているのに、謎多き存在の“天狗”と“食”が掛け合わさって生まれる未知なる世界に、私自身ワクワクが止まりません」と心境を語り、キャスティングについて「すてきな原作に呼応するかのように、すてきな出演者、脚本家・監督・スタッフの皆さまに集まっていただくことができました」と感謝。現在は撮影の真っただ中ということで、「豊かな自然に囲まれた地で、厳しい暑さにも負けず絶賛撮影中です。この秋、素朴でおいしいドラマが誕生します。ご期待ください」と力を込めているる。

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