唐沢寿明主演「フィクサー」最終章・Season3に古田新太、石坂浩二、高島礼子らが出演

WOWOWでは10月8日から「連続ドラマW フィクサー Season3」(日曜午後10:00)の放送・配信がスタート。主演の唐沢寿明をはじめ、共演の町田啓太、小泉孝太郎、要潤、斉藤由貴、内田有紀、小林薫はもちろん、Season3に出演するフルキャストが解禁された。さらに、不気味な誘拐事件の犯人の声明、都知事選出馬の面々の選挙活動など、Season3の大団円につながるヒントが隠されている特報映像も公開された。

「連続ドラマW フィクサー」は、2020年秋の紫綬褒章を受章した脚本家・井上由美子氏が手掛ける完全オリジナルドラマ。世の中を裏から操る謎のフィクサー・設楽拳一(唐沢)の暗躍と、金と権力に群がる人間たちの姿を描いたノンストップサスペンスだ。3シーズンにわたる大型ドラマシリーズとして展開するプロジェクトで、23年4月にSeason1、7月にSeason2が、それぞれ全5話ずつ放送された。

誘拐事件から幕を開けるSeason3は、これまでと打って変わった方向での斬新なダイナミックな展開に。誘拐事件と都知事選を絡めたストーリーで、拳一が暗躍。Season2で暴行事件の冤罪(えんざい)をかけられた元新聞記者・渡辺達哉(町田)と拳一の真の関係や、誘拐事件の真相にも迫る。“シリーズ集大成”としてどんなラストが待ち受けるのか。拳一の真の目的が明らかになる。

拳一と共に、誘拐事件の真相を解き明かす大手建設会社「浜潮建設」の本部長・大貫英一役を務めるのは古田新太。本作への出演が決まった時に「唐沢さんが楽しそうだぞ」と感じたという古田は、唐沢とは30年の付き合いで何本も映画やドラマで共演経験がある。「いつもフランクで、何より若々しい。ほかの先輩たちも元気で楽しかったです。てか、オイラが一番老けて見えた」と笑いつつ、「おじさんばっか出てます。お楽しみに!」とメッセージを寄せている。

なお、そのほかに、都議会のドン・黒羽真二郎を石坂浩二、「浜潮建設」社長・氏原巧巳を加藤雅也、都知事候補の都議・四方田正美を高島礼子が演じる。また、都知事候補の政治評論家・川本栄太に徳重聡、誘拐犯・小岩井俊に白洲迅、社長令嬢・氏原早紀に大友花恋、デジタル大臣・加納弘樹に大倉孝二が扮(ふん)する。

殺人未遂事件を起こした現職都知事が、新聞記者の達哉を犯人に仕立てたことが明らかになり東京都のイメージは悪化。次期都知事選で汚名を返上したい民自党本部は、政治評論家・川本を公認候補として推薦する。一方、都議会のドンとして都政を牛耳る黒羽は、都議・四方田を擁立し、民自党候補同士が対立。拳一の“ささやき”で達哉も都知事選に立候補することを決意する。

そうした中、大手ゼネコン「浜潮建設」社長・氏原の娘・早紀が誘拐された。犯人からの要求は、民自党幹事長・須崎(小林)らの下で同社が進める東京湾の埋め立て事業の中止だった。犯人との交渉役になった拳一は早紀を救うべく、前代未聞の人質交換を提案する。誘拐事件の犯人は誰なのか、そして真の目的とは――!?

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