本上まなみ、中越典子ら「ブギウギ」新たな出演者が発表。ヒロインの幼少期役には澤井梨丘が抜てき

NHK総合ほかで10月2日スタート予定の連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜午前8:00ほか)に、澤井梨丘、本上まなみ、中越典子、石倉三郎、三林京子が出演することが発表された。

趣里がヒロインを務める「ブギウギ」は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに、その人生を再構築。満面の笑みと底抜けに明るいヒロイン・花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を紡ぐ物語だ。

今回発表されたのは、鈴子の実家の銭湯・はな湯の人々と、鈴子の出生地・香川の人々を演じるキャストたち。歌って踊るのが大好きで、銭湯の看板娘として常連にかわいがられている鈴子の幼少期役を澤井が演じる。

オーディションを経て、鈴子役に決定した澤井は「役をいただいた時は、うれしすぎて今までで一番長い時間空中にいたのではないかと思うほど、飛び上がって喜びました。家族のように寄り添ってくださる監督さんやスタッフの方々、実力派の俳優さんたちと『ブギウギ』で共演できることがとっても幸せです。何事にも一生懸命な鈴子を見て、今日も1日頑張るぞ!!という気持ちになっていただけるとうれしいです」とメッセージを寄せている。

神戸の旅館で女中として働き、訳あってはな湯を訪ねてくる三沢光子役を務める本上は、「大阪編の終盤に、鈴子さんの門出を祝い、見送るメンバーの1人として加わることになりました。はな湯に集う面々はお節介だったりトボけてたり、程よくいい加減だったりするのが最高です。ポンポン飛び交うセリフの心地いいこと! 私は訳あって、はな湯を訪ねていく光子を演じます。とてもいちずな女性です。見守ってくださいね」と呼び掛ける。

そして、かつて地主の治郎丸和一(石倉)の家で女中をしていたが、治郎丸からはよく思われておらず、肩身が狭い思いをしている西野キヌ役を中越が務める。白壁の大きな家に住んでいる地域の顔役でトシの幼なじみ・治郎丸役を石倉、ツヤ(水川あさみ)の母親で鈴子の祖母である大西トシ役を三林が担う。

中越は「20年ぶりの朝ドラのお話をいただき、本当にうれしかったです。2003年に(『こころ』で)私がヒロインを演じさせていただいた頃の懐かしさや、演技を始めた時の原点へ帰るような、万感の思いで現場に入らせていただきました」と撮影に合流した際の心境を明かし、「香川や滋賀でのロケでは豊かで美しい自然のパワーと、共演者の方々やスタッフさんたちのお力を借りて、キヌという役を大切に生きることを、味あわせていただきました」と撮影について触れる。

石倉は「趣里さん演じるヒロイン・花田鈴子の生まれ故郷・香川の何やら訳ありの地主、治郎丸和一を演じさせていただきます。それにしても昔の人は、強いというか、まあそういう時代だったんでしょうが、全くうらやましい! 昔はよかったなぁ!…しかられますかね!?」とコメント。

三林は「趣里ちゃん扮(ふん)する鈴子は香川の人。その故郷にデンと構えるばあちゃん。ということで香川ロケでは、おいしい讃岐うどんもしっかりいただき、昔の家並が残るすてきな島での撮影は、趣のあるシーンになったと思います。鈴子! 頑張れ!!」と思いを伝えている。

このほど、笠置さんの出生地である香川県東かがわ市と丸亀市で、地元の方々や各自治体やさまざまな関係者の協力の下、ロケが行われたことも報告された。

今回の出演者起用にあたり、制作統括の福岡利武氏は「ヒロインの少女時代を演じていただく澤井梨丘さんは、笑顔がとてもすてきです。オーディションで約700人の応募の中から選ばせていただきました。これがドラマ初出演と思えないほどしっかりしたお芝居で、現場のムードメーカーにもなってくれています。歌や踊りにも挑戦しています。本上まなみさんには、ヒロインの両親が営むはな湯を訪ねてくるちょっと訳ありの女性を演じていただきました。とても涼やかですてきな場面になると思います。香川編のキャストも素晴らしい方々に出演いただくことになりました。中越典子さんには、とても難しい役どころをお願いしました。揺れ動く繊細な感情を見事に表現していただけると思っています。石倉三郎さんは、香川出身。豪快だけど愛嬌(あいきょう)のある芝居で、地元・香川の地主の役を魅力たっぷりに演じてくれています。そして、三林京子さんには、ふるさとの愛情深いおばあちゃんを演じていただくことになりました。鈴子を広い器で受け入れる心優しいおばあちゃんです。香川の風景とともに、ウキウキ・ズキズキするドラマ『ブギウギ』をお届けします」と、それぞれの魅力を語っている。

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