モウリーニョとマティッチの師弟コンビが関係悪化…ローマは離別に備えてパレデスらリストアップ

[写真:Getty Images]

元セルビア代表MFネマニャ・マティッチ(35)がローマ退団を強行しているようだ。

世界屈指の大型ボランチとして名を馳せたマティッチ。近年はどうしても衰えが隠せず、2021-22シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを去ることとなったが、ジョゼ・モウリーニョ監督の熱烈なラブコールを受諾し、ローマと2年契約を結んだ。

そして、迎えた昨シーズンは公式戦50試合に出場とフル稼働。途中出場も多かったが、ケガと累積警告がない限りは何らかの形で起用され、90分を通じてベンチに座ったままだったのは1試合しかなかった。

したがって今夏のローマ退団が話題に上がることもなかったが、ここ数日で突如としてスタッド・レンヌ移籍が浮上し、マティッチ自身もこれを熱望しているとも。イタリア『カルチョメルカート』によると、マティッチはロッカールームの力関係に不満を抱いているという。

これが何を指すのかは釈然としないところだが、マティッチはプレシーズンマッチの直近2試合を「コンディションの問題」という名目で欠場。また、チェルシーとユナイテッドで共闘したモウリーニョ監督とも距離ができ始めているとのことだ。

ローマはマティッチの売却を念頭に置く一方、選手と指揮官の関係修復にも注力。両者の離別に備えては、後釜としてパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(29)、ベンフィカのポルトガル人MFフロレンティーノ・ルイス(23)らをリストアップしているとみられている。

なお、マティッチを狙うレンヌに対しては800万ユーロ(約12億5000万円)を要求していると考えられている。

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