ウェストハム、マンチェスター・Uからの“2枚抜き”を試みる

写真:ウェストハムから2度目の獲得オファーが届いたマグワイア

チームの大黒柱だったイングランド代表MFデクラン・ライスが1億500万ポンド(約190億5930万円)の移籍金でアーセナルに移籍し、その資金を使っての戦力補強に乗り出しているウェストハム。

8月8日にはライスの後釜として、アヤックスからメキシコ代表MFエドソン・アルバレスを3500万ポンド(約63億5360万円)で獲得することでクラブ間合意に達したと報じられているが、さらにマンチェスター・ユナイテッドから2選手の獲得を目指しているという。

イギリス『デイリーメール』電子版によると、ウェストハムはマンチェスター・ユナイテッドに対し、イングランド代表DFハリー・マグアイアの獲得に向けて3000万ポンド(約54億4300万円)のオファーを提示したという。

マグワイアへのオファーはこれが2度目で、1回目は移籍金2000万ポンド(約36億2870万円)での完全移籍、あるいは1年間の期限付き移籍を打診したが、マンチェスター・ユナイテッドはいずれも拒否。今回は金額を上乗せしての再オファーとなった。

マンチェスター・ユナイテッド側はマグワイアの評価額を3500万ポンドと見積もっており、両クラブの要求額の差は大きく縮まったこととなる。

また、ウェストハムはマグワイアと同時にスコットランド代表MFスコット・マクトミネイについても、同じく3000万ポンドのオファーを提示したという。

ただ、こちらはマンチェスター・ユナイテッドが4500万ポンド(約81億6450万円)を要求しており、金額には依然として大きな差がある。移籍が成立するかどうかは、今後の交渉次第と言えそうだ。

万が一マグワイア、マクトミネイともにマンチェスター・ユナイテッドの言い値で獲得した場合、アルバレスと3人合わせての獲得資金は1億1500万ポンド(約208億6940万円)となり、ライスの放出で得た資金を上回ることになる。

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