エンクンクがヒザの手術で長期離脱へ。開幕を目前に控えるチェルシーに痛手

写真:プレシーズンで好調を維持していたエンクンク

今夏、ライプツィヒからチェルシーに6年契約で移籍したフランス代表FWクリストファー・エンクンクがヒザの手術を受け、長期離脱することになった。イギリス『BBC』電子版や『スカイスポーツ』電子版など、複数のメディアが伝えている。

エンクンクは8月3日にアメリカのシカゴで行われたプレシーズンマッチのドルトムント戦に先発出場したものの、ヒザを負傷して20分あまりでの交代を余儀なくされていた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は「大きな問題にならないことを願う」と軽傷であることを願っていたが、クラブは8月8日、公式サイト上で「エンクンクはヒザを負傷しており、長期離脱することになる。手術を受け、今後はクラブの医療スタッフとともにリハビリプログラムを開始する予定だ」との声明を発表した。

クラブ公式サイトでは離脱期間は明らかにされていないが、一部の報道機関は「12月まで戦列を離れる可能性がある」ことを示唆しており、長期離脱は避けられない状況だ。

エンクンクはチェルシーがアメリカで実施したプレシーズンマッチ5試合で3ゴールの活躍を披露。同じく今夏、加入したセネガル代表FWニコラス・ジャクソンとも好連携を披露していた。

2022-23シーズンのプレミアリーグでわずか38ゴールしか挙げられなかったチェルシーにとって、ライプツィヒでの直近2シーズンで公式戦通算58ゴールを挙げたエンクンクは貴重なポイントゲッターとして大きな期待を寄せられていたが、開幕直前の離脱により、ポチェッティーノ監督はプラン変更を余儀なくされることになった。

なお、チェルシーはパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールに関心を示し、獲得に向けた交渉を続けているという報道もある。直近の報道ではネイマールもPSG側に退団の意向を伝えており、チェルシーへの移籍についても前向きな姿勢を示しているとされているが、エンクンクの長期離脱がネイマールの去就に影響を与える可能性もありそうだ。

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