LRT・ライトラインが開業するのを前に車両と歩行者の事故を想定した訓練

 8月26日にLRT・ライトラインが開業するのを前に、宇都宮市で8日にLRTの車両と歩行者の事故を想定した訓練が行われました。

 宇都宮市下平出町にある車両基地で行われた訓練には、宇都宮市消防局と芳賀地区広域行政事務組合消防本部など16人が参加しました。

 訓練は、LRTの車両が横断してきた歩行者2人と接触したという想定で行われました。まず、車掌が現場の状況を速やかに確認し乗客を安全に避難させるなど、二次被害を防ぎます。駆け付けた消防の救助隊は、車両を持ち上げる機材を使い連携しながら下敷きになった人を助け出していきました。

 また、訓練の前にはLRT・ライトラインの運営会社宇都宮ライトレールと宇都宮市消防局、それに芳賀地区広域行政事務組合消防本部が、事故などがあった場合に円滑な救助活動ができるよう協定を結びました。

 3つの機関は、開業後の安全の確保に向けてLRTで火災やテロが起こった場合を想定した訓練を、今回を含めて3回行っています。開業後も、年に1回以上は定期的な訓練を行いたいとしています。

© 株式会社とちぎテレビ