「佐藤さんおもてなし隊」総会 クラウドファンディングで目標の10倍近い約800万円集まる

 全国で200万人と最も多いとされる「佐藤」姓のゆかりの地として聖地化を進めている佐野市で全国の佐藤さんを迎えるプロジェクト「佐藤さんおもてなし隊」の総会が4日、佐野市内で開かれました。

 「佐藤さんおもてなし隊」は発足してから4年目を迎え、現在では、佐野市内外の飲食店などを中心に73の団体が隊員になっています。

 総会でおもてなし隊の顧問を務める佐野市の金子裕市長は「首都圏から日帰りできる利点を生かし夜の観光にも力を入れていきたい」とあいさつしました。

 昨年度(2022年度)「佐藤の会」は、活動を広げるためクラウドファンディングに初めて取り組み、監修した東北博報堂の佐藤敦さんが「地域を盛り上げるコンテンツ制作」をテーマに特別講演を行いました。

 クラウドファンディングで「佐藤の会」は、返礼品としてメジャーリーグのベースボールキャップで知られる「ニューエラ」とコラボレーションしてオリジナルキャップを開発しました。

 その結果、目標の10倍近い約800万円が集まったほか、新規の会員が1200人を超えて会員は全体で約2900人になったことが説明されました。

 佐藤さんは「情報発信とともに会員の満足度を上げることが大切」だと話しました。

 このほか、東北自動車道の佐野サービスエリア下り線で「佐藤の会」のブースを設ける佐野ハイウエイレストランのマネージャーなどが事例発表を行いました。

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