上越新幹線で「荷物だけ」載せた列車が走る!新潟・東京の車両基地間で輸送トライアル 8月末実施へ

上越新幹線・北陸新幹線で使用されるE7系車両(写真:tarousite / PIXTA)

JR東日本とジェイアール東日本物流は2023年8月9日、新幹線荷物輸送「はこビュン」による車両基地間の輸送トライアルを実施すると発表しました。

実施日は2023年8月31日。今回の輸送用に臨時に設定した12両編成の回送列車を利用し、新幹線車両に「荷物だけ」を載せて新潟と東京の車両基地間を走ります。運転時刻は次の通りです。

◆上り
新潟新幹線車両センター 9:31発 → 東京新幹線車両センター 11:56着
7号車~10号車の計4両に荷物を搭載。輸送商品は鮮魚、青果、菓子、酒類、生花、精密機器部品等約700箱。

◆下り
東京新幹線車両センター 16:32発 → 新潟駅 18:48着
9・10号車の計2両に医療用医薬品、雑貨など約100箱を積載。

※一部商品は途中駅でも積み込みを行います。

輸送トライアルイメージ
輸送商品や納品先など

今回の輸送トライアルは、今年6月に「貨客混載」で実施したトライアルの第2弾という位置付け。駅よりスペースと時間に余裕のある車両基地での荷扱い、車両基地内のフォークリフトなど既存機材を活用した省力化、生花など背の高い荷物を輸送する際に対応可能な新型シッパーなどの試用による荷扱い作業の生産性向上などを検証します。

トライアルは「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」「地方創生」などの社会的な課題解決の一助を担うことを目的として行われるもので、両社は今後も継続的なトライアルを実施していくとしています。

© 株式会社エキスプレス