千葉県勝浦市はこの程、対話型の音声操作ができるスマートスピーカーを使った高齢者の見守りサービスを、関東の自治体で初めて行うことになりました。
この取り組みは日本郵便と勝浦市が、音声で操作ができるスマートスピーカーを使って、高齢者の体調や睡眠状況の見守りを行うものです。
市役所では8月9日、事業の締結式が行われ、市内の郵便局長など約15人が参加しました。
スマートスピーカーには、日本郵便が開発した対話型の専用アプリ「Alexaスキル」が組み込まれていて、スマートスピーカーの質問に利用者が答えることで服薬状況などを市の職員や家族が確認できるようになっています。
また、サービスではアプリによる見守りに加えて、郵便局員が月に1度自宅を訪問し、生活状況を確認したりするということです。
自治体がスマートスピーカーを活用した見守りサービスを導入するのは関東で初めてで、照川由美子市長は「高齢者が安心して暮らせるまちづくりに大きく貢献すると思う」と期待を寄せました。
10日から市の高齢者支援課が65歳以上の利用者の募集を開始します。
総野郵便局 関裕仁 局長
「スマホはハードルが高いが、スマートスピーカーは声かけでやりとりができるのが魅力、高齢者支援の人から“薬を飲んでいますか”とか、定期的な検診もできて便利で楽にやり取りできると思う」