ウェストハムがマグワイア獲得でユナイテッドと大筋合意…今後は個人間での交渉へ

[写真:Getty Images]

ウェストハムが、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイア(30)の獲得に向けて大筋合意に至ったようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

今夏の移籍市場でイングランド代表MFデクラン・ライス、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカらを売却しながらも、ここまで新戦力補強がゼロとなっているウェストハム。

それでも、今週末にプレミアリーグ開幕が迫る中、ライスの後釜と目されるアヤックスのメキシコ代表MFエドソン・アルバレス(25)の獲得交渉がほぼ完了。これを受け、クラブは補強の優先順位が高いディフェンスラインの補強としてユナイテッドの前スキッパーの獲得に近づいているようだ。

『スカイ・スポーツ』によると、ウェストハムとユナイテッドは3000万ポンド(約54億7000万円)の移籍金で合意に至ったという。現時点では支払い方法など細部の交渉を残しているものの、金額自体は合意しており、クラブ間での交渉が覆る可能性は低いという。

ただ、個人間での交渉に関しては未だ合意に至っておらず、今後マグワイアとハマーズの間での交渉が本格化することになるようだ。

一部でマグワイアはユナイテッドでのポジション争いに挑む気概を持っているとの報道もあるが、センターバックの序列はリサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランの主力コンビだけでなく、ビクトル・リンデロフや左サイドバックと兼任のルーク・ショーよりも低い。

さらに、先月にはキャプテンの座をMFブルーノ・フェルナンデスに譲る形となり、プレシーズンマッチにおけるファンからの反応を含め、クラブ内での立ち位置はかなり厳しい。そのため、ウェストハムが掲示するサラリーが妥当であれば、移籍を受け入れる可能性は高い。

また、ユナイテッドもマグワイア売却に備えてニースのフランス人DFジャン=クレール・トディボをリストアップしており、現状ではイングランド代表DFのウエストロンドン行きは既定路線だ。

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