ケイト・ブランシェット「もう限界」毎日トラブルでいっぱいの主婦が南極の旅へ!『バーナデット ママは行方不明』9月公開

リチャード・リンクレイター監督×ケイト・ブランシェット主演で贈る、笑いと涙のヒューマン・コメディ『where’d you go Bernadette(原題)』が、邦題を『バーナデット ママは行方不明』として、9月22日より公開されることが決定。併せて、ケイト・ブランシェットよりコメントが寄せられた。

シアトルに暮らす主婦のバーナデット。仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ一見幸せそうに見えるが、バーナデットは極度の人間嫌いでいつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていた。かつては天才建築家として活躍していたのに夢を諦めたあの日から、日に日に息苦しさが募っていく。そんな中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった。

『6才のボクが、大人になるまで。』がアカデミー賞6部門にノミネートされ、映画ファンに愛されるヒットメーカー、リチャード・リンクレイター監督待望の新作がこの秋いよいよ日本上陸。リンクレイターが今回映画化したのは、2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説「where’d you go Bernadette」。アメリカで長く愛されるこの小説は、全米図書館協会アレックス賞を受賞するなど文学作品としても高い評価を得ている。

この小説に魅せられたのがもう一人、主演のバーナデットを務めたオスカー女優、ケイト・ブランシェットだ。『ブルージャスミン』『キャロル』『オーシャンズ8』『TAR/ター』など多岐にわたるジャンルで幅広いキャラクターの主人公を演じてきたブランシェットは、元々原作の大ファンでバーナデット役を熱望。破天荒で常識を超えた言動に走る主人公バーナデットを、チャーミングで憎めない人物に作り上げた。そして、「笑えて、クレイジーで、元気になる My Champlain Valley」「ケイト・ブランシェットが素晴らしい We Live Entertainment」と批評家からも絶賛を浴び、深い共感を呼ぶキャラクターを生み出したブランシェットは、本作で見事10度目となるゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たした。

本作で注目すべき、圧倒的なスケールで観客を非現実へと誘う南極のシーンは、ブランシェットからの「海と氷は本物であるべき」という強い希望で、グリーンランドでのロケ撮影が実現。壮大な自然美が映画を彩る。また、主題歌に使用されるのは1984年にリリースされ、全米1位を記録し日本でも大ヒットしたシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」。早くから女性の社会的地位向上への支援を続けるシンディの優しくも力強い歌声が、明るい未来を予感させる。

また、ケイト・ブランシェットから日本のファンに向けてメッセージが到着。「日本だけでなく世界中の女性が“いい母親”になるために、自分よりも家庭や子供を優先する、バーナデットのような女性はどこにでもいるわ。たくさんの人たちが共感できる映画です」と今を生きる全ての人たちへのエールが届いた。

Wilson Webb / Annapurna Pictures

『バーナデット ママは行方不明』
2023年9月22日(金)より、新宿ピカデリー他全国公開
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
脚本:ホリー・ジェント ヴィンス・パルモ
出演:ケイト・ブランシェット ビリー・クラダップ エマ・ネルソン クリステン・ウィグ
配給:ロングライド

【ストーリー】 シアトルに暮らす主婦のバーナデット(ケイト・ブランシェット)。夫のエルジー(ビリー・クラダップ)は一流IT企業に勤め、娘のビー(エマ・ネルソン)とは親友のような関係で、幸せな毎日を送っているように見えた。だが、バーナデットは極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとうまく付き合えない。かつて天才建築家としてもてはやされたが、夢を諦めた過去があった。日に日に息苦しさが募る中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった。

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