「決めたのは私ではない」優勝候補のフランス女子代表監督、自分が関与していない大会前のマッチメイクに苦言「私なら対戦することはなかった」

[写真:Getty Images]

フランス女子代表のエルヴェ・ルナール監督が、オーストラリア女子代表との対戦を前に、大会前の親善試合について苦言を呈した。

主軸選手との軋轢が報じられた前コリーヌ・ディアクル監督の解任に伴い、3月30日に緊急就任が決まったエルヴェ・ルナール監督(54)。オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で優勝候補の一角であるチームを率いると、初戦のジャマイカ女子代表戦で引き分けると、ブラジル女子代表、パナマ女子代表を相手に連勝しグループステージを突破していた。

ラウンド16ではモロッコ女子代表と対戦し、4-0で圧勝。ベスト8に進出し、開催国であるオーストラリア女子代表と対戦することが決まった。

しかし、このオーストラリアとはW杯前に対戦。0-1で敗れていた。

ルナール監督はオーストラリアとの対戦を前に記者会見に出席。自身が関与していなかったこのマッチメイクについて苦言を呈した。

「正直に言えば、この試合を決めたのは私ではない。でも、もし私が決めるのであれば、大会前にオーストラリアと対戦することはなかっただろう」

「前の監督は3月に解任された。なぜならば、大会の準備をしていて、自分のチームに誰がいるのかが分かっているからだ。私の意見ではあるが、こんな強いチームと対戦する必要はない」

「この前の試合は我々にとって少し特別だった。我々は4日前に到着したばかりだった」

「選手たちはこの試合をプレーするためにあまりよく眠れんかあったが、それは言い訳にはならない」

準備があまりできていない中で対戦して敗戦。そして、準々決勝で再戦となった。「準々決勝では考え方が全く違う」とも語ったが、しっかりと今度は勝利できるだろうか。

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